継続の力

28歳でセミリタイヤして今、39歳です。

とセミナーや勉強会でお話しすると、多くの方が『才能があったんですね』と言われます。

でも僕は才能があったとは一切思っていません。


20代の頃に『君なら出来る』と言われたことは一回もないです。


薄給サラリーマンで、

人見知りで、

コミュニケーションもまともに取れない、

だからメンターや師匠もいない、

最初の7年は独学でやってきた人間です。


そんな中『行動』し続けてきました。

多分アーリーリタイヤし続けている人にはこんなタイプも多いと思います。


頭が良すぎる人は近道をするばかりに、成功も一時的で終わってしまう方が多いように見えます。


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稲盛和夫『生き方』より


私があまり才子を買わないのは、才子というのは往々にして、今日をおろそかにする傾向があるからです。


才子はその才知ゆえになまじ先がみえるから、つい、今日1日をじっくり生きる亀の営みを厭い、脱兎のごとく最短距離を行こうとする。


京セラにもこれまで、優秀で利発な人間がたくさん入社していましたが、そういう人に限って、この会社には将来がないと辞めて行きました。


したがって残ったのは、あまり気の利かない、平凡で、転職する才覚もない鈍な人材ということになる。

しかし、その鈍な人材が10年後、20年後には各部署の幹部となりリーダーとなっていく。


彼らのような平凡人材を非凡に変えたものは何か。

一つのことに飽きずに黙々と努める力、その1日を積み重ねていく継続の力です。


すなわち継続が平凡を非凡に変えたのです。


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